「嫌われる勇気」本とドラマの感想
一昨年からロングセラーとなった「嫌われる勇気」
心理学の3大巨頭 フロイト、ユングに並ぶ
アルフレッド・アドラーの心理学書である
一読後の感想は
当たり前と思っていた感覚がまっこうから否定されて
少し混乱してしまった w(`o`)w
今の自分は過去の経験に縛られていることが当たり前だと思っていた
「すべての悩みは人間関係である」と断言するアドラー
これは・・・ちゃんと読まなきゃいけない
今の自分には読むべき本
そんな気がした
ちょうど今年1月から
香里奈主演で「嫌われる勇気」のドラマが始まった (^0^)/
すごく期待していたが、
初回はかなりがっかりした (*ロ*)
せりふや態度などの表現が
あまりにも強調されすぎて、
主人公本人に違和感と不快感を感じた
アドラー心理学を素にして
彼女の言動があらわされているのは
なんとなくわかるけれども・・・
あんなに自分勝手にふるまって
人を傷つけていないのか・・・
アドラー心理学を伝えるのに
もっと違う伝え方があるのでは・・・
周囲への言葉の配慮がなく
見終えてアドラー心理学はこれでいいの?
という疑問しか残らなかった (o ゚ o゚)?
それでも気になる私は2回、3回と
今でも見続けている
だんだんキャラクターに慣れてくると
初回ほど嫌悪感は薄れてきた
ドラマという話題性や
限られた時間のなかでの表現では
衝撃的に見せるために
主人公のキャラクターをあえて
冷酷に表現しているのかもしれない (T_T)
完全に理解できていない私は
ドラマを見てなおさら
アドラー心理学をもっと理解しようと
本を何度も読み返している
まだまだ未消化だけど
このへんで自分の為に一度整理して
この心理学について
私なりの解釈を書いてみようと思う
心理学など勉強もしたこともない
私なりの偏見であり、
表現も稚拙ですがお許しください
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この本は一人の悩める若き青年と哲学者の
会話形式でお話がすすむ
いわばこの青年は読者の代弁者
疑問や異議を哲人にぶつけて理解を深めていく
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☆人は目的のために行動を起こし、現在がある
これまでは過去のトラウマや経験から
今の自分がつくられていると考えていた。
ところがアドラーは
人は
「自分の目的を決めて
その方向へ向かって進んでいる」
という
たとえば過去に辛い経験があるのでひきこもりになった、
のではない
辛い経験をしたので自分はひきこもりになろう!
と決めて行動している
そしてそれを変えられないでいる
変えない決意をしている
もし、トラウマの結果がひきこもりだとすると
その人は絶対的に幸せになれない ことになる
トラウマを経験した人すべてが不幸に生きてはいない
過去の辛い経験をどう受け止めて生きていくか
今の自分がどんな生き方をするか決めることができる
変わることができる
というのがアドラーの幸せの心理学だというのだ
確かに過去にとらわれていると
不幸から抜け出すことができないのかもしれない
☆自分を変える勇気をもって生きる
変わることの第1歩は自分を知ること
自分に与えられたものを比較するより、
与えられたものをどう生かして生きていくか
多くの人は自分が選んだライフスタイルの
通りに生きている
変わりたくないという決心をしているが
でも本当は違う生き方を選ぶことができる
いま現在、自分は自由なのだ!
変わることも幸せを選択することもできる!
そのために勇気を持って!
アドラーは勇気が足りないだけ、という
人と比較しないで生きることは可能なのだろうか?
ついつい他者と自分を比べている自分がいる
そうやって生きてきたんだなぁとしみじみ思った
でもそういう今までの自分を見つめなおして
今後の自分の生き方を選べるというのは
今の自分と変わることができる
幸せへの希望の光かもしれないのだ♡
☆すべての悩みは「対人関係」である
アドラー心理学での
自分の在り方、人とのかかわり方
それは今までに
聞いたこともみたこともないものだった
それを受け入れて実践していくと
その先には幸せがあるという
課題の分離
自分と他の人との課題を分離すること
これは誰の課題か、ということを認識して
人の課題には踏み込まない
自己受容
ありのままの自分を受け入れて
そして前にすすんでいく
他者信頼
相手には求めず、自分は仲間として信頼する
信頼し続ける
他者貢献
見返りなどを期待しない
他者へ貢献する
貢献する自分の在り方を信じる
これまで生きてきた長い間の思考の習慣を変えるのは容易でないかもしれない
この心理学を理解・実践していくことは難しい
勘違いや誤った解釈に陥りやすいかもしれない
まだまだ疑問に対する確かな答えが私には必要だ
私は人の評価を気にして生きてきた
これまで理想とはほど遠い自分が好きになれなかった
「自分は特別でありたい」と思って生きてきてたんだ、とわかった
ほんとうの自分はもっとなにかできるのではないか、
と葛藤し、できない自分が嫌だった
☆幸せになるために
こんな私はもっと深く「アドラー心理学」を知りたい
と思った ヾ ^_^
- 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
- ダイヤモンド社
- 本
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